十勝の海岸で宝石のように輝く「ジュエリーアイス」
ジュエリーアイスとは、厳冬期に凍結する十勝川の氷が海に流れ出し、波で豊頃町大津海岸に打ち上げられたもの。淡水の氷なので、宝石のように透明度が高い。
ジュエリーアイスは日ごと、時間ごとに違った表情を見せる。特にきれいなのは氷に朝日や夕日の光が差し込む時間。波が氷の表面を洗い、氷全体がキラキラと美しい輝きを放つのだ。また、特に寒い日には幻想的な気嵐(けあらし)も見られる。
近年、海外メディアに取り上げられたことで世界的に知名度を上げ、外国人観光客の数が急増している。しかし、すべてが自然現象によるものなので、いつ打ち上がるか、どのくらいの大きさの氷か、どのくらいの量か、といった情報の予測が難しい。例年だと1月中旬~2月下旬頃に打ち上がり、見られる間は毎日のように通う熱心な写真家もいる。
見学時の注意点
- 現地の気温は-20℃以下になる日も。できる限りの防寒対策を。
- 低温でカメラのバッテリーを消耗してしまうため、使っていない時間は上着の中に入れるなどの防寒対策を。
- 最寄りのコンビニまで車で約25分。トイレや買い物は事前に済ませておくと安心。
- 私有地への立ち入り、無断駐車は禁止。